北村隆行氏(第63・64期会長 第65・66期監事)コラム

2016年

変身

野菜を多く食べると身体の調子が良い。医者の言うとおりである。 神様は、年を取ると人間を草食動物になるように設計しているのか? それでも、肉の方が美味しいのは何故???

北山に住む狐か?

日曜日の昼に、家の向かいのピザ屋さんに注文して店へ取りに行く。 気に入ったワインを1本抜いて、たっぷりイタリアンな休日。  一夜明けると看板もなくなり、閉店していた。何の前触れもなかったのに・・・・。

ちょっと待って

時折、組織同士の合意文書等に署名を求められる。いままでの英文手紙程度のつもりで、安物ボールペンで先に署名した。そのとき、相手は、上着の内ポケットから、おもむろに高価そうな豪華万年筆をとりだしてきた。しまった、・・・・・・・

工学の本の本

昼休みに、金沢工業大学の貴重な科学技術書籍コレクションに関連して、工学の発展の軌跡を示す本の開設を楽しんでいる。一度、同大学のライブラリーセンターにも行ってみたいものだ。 工学の曙  世界を変えた書物 (金沢工業大学)

マケドニア

娘からメールが届く。この間はグアテマラ、今度はマケドニア。地球儀がないと場所がわかりません。

破壊力学の成果

大きな口でガリッといった途端に前歯が割れました。それが、裏表2枚に分離する剥離型の割れなのです。誰か、破壊力学で合理的に説明してください。

この頃の昼食

桂キャンパス研究科長室からの京都盆地の眺望は絶景というしかない。大きな窓を独り占めして、気分爽快にお弁当を開くときが最高。

雨雲レーダー

某ヒヤリングの準備で遅くなった8月16日夜、研究科長室から「大文字」の眺めを期待していたが、点灯のときに無情の激しい雨。それにしても雨雲レーダーは正確だった・・・。

学会憲章

日本機械学会において学会の根本を記述する学会憲章(案)を作る責任者をしていました。昨年1年間に論客連に磨きをかけていただいて、やっと形になってきました。 さて、日本材料学会の根本原則は・・・・・・? 考えねばなりませんね。

2015年

白昼の死角

自宅の近くにラーメン激戦区があり、昼夜を問わず、なが〜い行列の名店がいくつも連なっています。興味津々ながら、忍耐力もなく横目で通り過ぎています。しかし、稀に、全国的に有名な長時間待ちの店に列がない真空の時に出くわすのです。ラーメンの神様が呼んでいるのでしょうか?

高密度化

3つの部門委員会と他学会部門の合同委員会に出席しました。私の世代は、研究者個人としての独創性を求められた時代ですが、少人数研究者グループとしての独創性の協働部分が求められる時代になっているようです。共通部分の実質的な内容評価ができる体制が大切ですね。

洛中の酒

京都の清酒と言えば伏見ですが、洛中にも小さな酒蔵があります。材料学会から10分ほど歩いた鴨川の畔にも洛中最古と称する酒蔵が・・・。学会の委員会や会議に出席された折のお土産にいかがでしょうか?

さくら

やっと、街にも色が帰ってきましたね。 清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふ人 みなうつくしき   与謝野晶子

モラビア

お城の庭と繋がっている村の宿に泊まりました。半地下のワインセラーがあり、夕食はそこでハムやチーズを供に歓談。帰りには、ついついラベル の貼っていないボトルを買ってしまいました。

学会の定義

ある学会で、学会の本質的なミッションを検討する羽目になっています。広辞苑によると、学会とは「学者相互の連絡、研究の推進、知識・情報 の交換、学術の振興を図る協議などの事業を遂行するために組織する団体」だそうです。少し異論もありますが・・・

キャバリアーズ

若い時に長期滞在したことから、プロスポーツチームのブラウンズ、インディアンズ、キャバリアーズを何となく応援しています。しかし、近年 はどれも弱くて残念な思いばかりをしていました。今年は、キャバリアーズが頑張ったのでシーズン最後まで楽しめました。何処の町で、何のスポーツでしょうか?

前回の続き:ザ・ファイナル

ブラウンズ(アメリカンフットボール)、インディアンズ(野球 大リーグ)、キャバリアーズ(バスケットボール)は、クリーブランド(米国オハイオ州)を本拠としています。今年のキャバリアーズは、優勝戦(ザ・ファイ ナル)まで進出(惜しくも負けた)しました。でも、嬉しかった・・・・

やるなぁ

月曜日午後か ら東京出張の折、新幹線の隣席に観光帰り2人組の若い女性が 乗 り込んで来ました。数本の京都ビールと関西では有名な笑顔になる豚饅が お供 のようです。こっちは、これから仕事なんだけど・・・・

学生会員

執行部において材料学会の学生会員のあり方について検討しています。学 会 は、時代の移り変わりとともに変える部分と変えない部分をしっかり自己 認識し なければならない時代だと思います。学生会員に関する 議論について も、今秋 あたりから皆様にお伝えしたいと準備を進めています。

木の教会

久しぶりに北大路堀川あたりを歩いていた折、幼稚園(キリスト教系)の 扉 が開いていたのでつい中へ入ってしまいました。先生に建物内へもどうぞ と言って頂いたので、50年ぶりに懐かしい教会へも。ミニ チュアのように可愛く、見上げた木組みが美しいのに感動。当時から何も変わっていないとの説明に、また感動。

ティポット

河原町のBALに大きなポットいっぱいの紅茶を出してくれるお店 が あった。数年前にビルの改築でなくなってしまったが、今夏に帰って くるそうな。数えきれない種類の紅茶の販売だけではなく、お茶やケ ーキを楽しめるスペースの復活を期待しているのだが。

テロ

別の龍馬を読んでいる。凄惨な京都のテロは民心の荒廃を示している。 英雄が現れるのは、追い詰められた時代の証拠。静かな改革で良い時代 が一番。三条小橋から先斗町でも歩いてみるか。,/p>

博士30人

10年ほど前に目標をたてた。 博士学位者30名を指導教員(審査会主査)として育てたいというものである。 現在までに、20名の方々の主査をさせていただいた。 研究室に在籍する博士課程学生は7名。 少し無理なような気がするが、良い目標だったねと、ときどき自分と対話している。

をけら火

年の瀬が近づくと、中高生の頃の大晦日の深夜を思い出します。家族で見てい た紅白の途中で友達連と飛び出し、幾重にも鳴る鐘の音の街を通り 八坂神社へ 行く「をけら参り」です。込み合う神社で火をもらい、火縄をくるくると廻しな がら持ち帰って元旦の雑煮の火種にします。いまは、観 光の一コマになってし まったでしょうか?

主塔

阪上先生(神戸大学)から明石大橋の検査についてお教えいただき、同時にそ の主塔に上る機会をいただきました。破壊力学の現場での大切さを 再認識する とともに、役得にも預かりました。生憎の雨模様でしたが、両岸もくっきりの素 晴らしい眺望に大感激でした。高所恐怖症も一時忘れて いました。土木工学に転向しようかなぁ・・・・などと・・・・。

課外活動

学会の主な任務は、学術や技術の知識・知恵に関する情報交換の場の提供で す。一方、社会における情報交換の手段は変革が著しく、使い方も大 きく変 わってきています。これは、社会の中での「学会」の位置づけから考えて、その 変革のペースは緩やかではありますが、学会活動の在り方や ニーズが変わるこ とを示唆していると思っています。とくに、ソフトな接点を提供するようなネッ トを利用した媒体や仕事に直結しないソフトな活 動(しかし、広い意味の知 識・知恵を涵養する)の価値の向上が大切になるでしょう。 準備をしなくっちゃ。

 

味噌カツ

先端科学セミナーの講師を仰せつかり、名城大学へ行ってきました。緊張の講 演の後、藤山先生(名城大学)や講演者の北岡先生(ファインセラ ミックセン ター)と夕食。ひつまぶし、名古屋コーチン親子丼・・・・。目移りがして眩暈 がします。また、名古屋へ行きたくなりますね。藤山先生は、高校3年間のクラスメートの上、大学・学部・学科・専攻・研究 室も同じだった材料強度学の盟友。楽しかった。

wine emergencyその1

中欧の田舎町へ滞在した 時、友人曰く、「この街にはwine emergencyがあるから安心だ よ」。 さて、いったいどんな所でしょうか?

wine emergencyその2

住宅街の端に少し大きなワイナリーがあり、入り口に守衛所のような小さな建物が あります。ここで24時間いつでもワイ ンを買ったり飲んだりすることができ、wine emergencyと言うそうです。ベッドに行くタイミングを失ってしまいそうです・・・ 。

技術と工学

工学は、技術に関 する学術です。学術は、体系化された(されつつある)知識・知恵です。 大学は、技術は教 えませんが、その知識・知恵の体系を教えるとともに発展させます。

怒り

京都にもマンションが数多くあります。観光地として有名なためか、 景観保護の一線を少し越えていると思われるようなものも見られます。 残念に思っても仕方がないかと思っていましたが、由緒ある神社(材料 学会本部の近く)が正面玄関に建てたマンションを見て、宗教的には無 色の人間でも怒りが湧いてきました。京都人の怒りを買っているぞ。

高温強度論

90分の講義を15回は、1回限りの講演とは大違い。とくに、大学院で初歩から最先端まで 体系的に話すのは、計画を立てるだけでも大変。先生から受け継いだ高温強度論の講義を、 専攻の都合もあって数年前に閉じた。 いつか、どこかでシリーズとして再開したいと思いながら・・・・・。

油揚げじゃないよ

日曜の お昼に、チーズパンとワインの小瓶を持って夫婦で御所ピクニック。 上空にトンビ。気をつけて二人の間を詰めた。ヤツは右隣の家内の目前を通り抜け、 3/4ほど食べていた私の手のパンを掻っ攫い、約70度の急展開で左前方へ離脱。 翼が家内に触るほどの接近飛行で、私の中の小目標のみを掴 みとる技術に脱帽。

たくましい

トンビ にピクニックのパンをさらわれた時、去り行くトンビからパンのかけらがポロリポロリ。 すぐに、2羽のカラスがそれを啄ばむ。トンビの腕?も確かだが、それを信じて後を追うカラスも すごいものだ。ボケて いるのは私だけ。

感性

メールが浸透して学会の流通が変化し、便利さは大きく変わっ たが感性に大きな変化はなかったように思う。 郵便や電話がメールになったシステムとしての変化であった。 スマホの普及では別の変化が学会に忍び寄っているように思う。 手軽・楽しいとしった個人の感性の情報交換も大切になるような。 学会運営にこの変化を導入しなければならなくなるだろうが・・・・。

2014年

夏空

トーストにノルウェー土産のタラコペーストをのせてブランチ。 窓の外は夏の青空、蝉の音シャワー、木陰くっきり・・・・・ 冷えた白ワインが1杯ほしくなったりして・・・・・ 宵まで、がまん、がまん

安全

安全の定義を記載している国際規格の一つにIEC 62278 があり、安全は「許容できない危害が発生するリスクがないこと」と定義されています。すなわち、安全は、リスクゼロということではないのです。技術者・研究者は、リスクの「許容範囲」についての認識がとても重要ということですね。

水の流れ

京都は南には山がない盆地で、南へゆくことを 「下がる」、北へ行くことを「上がる」と言うことは良く知られています。白川、鴨川、桂川、・・・すべて、水は北から南へ流れてゆき ます。   待てよ!  ひとつだけ南から北への流れがある!! さて、何処でしょう?

北へ

前号の続き 南禅寺の山手に抜けてきた京都疎水、その分流は 東山に沿って「北へ」流れ、永観堂を過ぎたあたりから哲学の道となり、松ヶ崎方面へ続いています。日本材料学会本部がある百万遍から15分ほど東に歩けば、下から上への流れを見ることが できますよ。

インパクト

ジャーナルのインパクト・ファクター(IF)は、 意味のないような・評価に関わるような・・気になる係数です。日本材料学会誌「材料」にはIFは ついていませんが、ScopusにはIFに 類似した数値として SJR (SCImago Journal Rankings) (2012) :0.243
SNIP (Source Normalized Impact per Paper) (2012) :0.455
があります。いずれも「材料」に掲載された論文の平均的引用度を表す数値です。

衝動買い

神戸の博物館へ北斎展を見に行った帰り、初夏の 陽気に何気なく入った街角の帽子屋さんで紙のように薄い中折れハットを発見。パラグアイ産の麻科のシゾールという植物の繊維を裂いて 編んだとか。美しい3次元造形と繊細な網目のイタリア技術の粋に脱帽。 いったん店を出て、一区画二区画歩いて、頭を冷やして、決断。

龍の眼

台湾で友人に土産に蜂蜜を勧められました。京都 の老舗蜂蜜屋を時々のぞきますが、昨今は淡い香りと上品な甘みが好まれているようです。龍眼から採取した台湾産は濃厚で、しっかりと した主張が頼もしい限りです。もっと買ってくればよかった。

ピザ生地も

マニュアルは凄いものですね。卵を割ることも出 来なかったのに、指示に忠実に従うと料理ができるのです。謙虚に、忍耐強く、学生実験と同じように計量・攪拌・加熱といった要領で す。数年前から中華からイタリアンまで:それなりの出来上がり。

お試し

材料学会は多くの分野を有する学際性に特色が あり、部門委員会が各専門分野の活動拠点になっています。部門委員会に所属すると、その分野の最新・有用な情報が得られます。正会員 は、希望の部門委員会に1年間お試し入会し、拠点の活動の様子を体験するこ とができます。味見をしてみては如何でしょうか?
http://www.jsms.jp/index_12.html

副会長

改革を目差して第63期 本部が始動しています。もっとも重い荷物を背負っていただいているのは
 小澤正邦 先生(名古屋大学)  部門委員会担当
 武正文夫 様(IHI)    支部担当
 北条正樹先生(京都大学)  将来課題担当
です。強力布陣は大変心強く、確実に歩みを進めたいと思います。

七野

京都には、かつてしちの(七野)と呼ばれる場所があったようです。 内野、北野、平野、点野、紫野、蓮台野、上野のうちいくつかは現在も地名が残っていますので、時折耳にすることがあります。 私の出身高校がそのひとつにあったからでしょうか。それは、この中でもっとも優雅なヤツです。

企画・広報

来年秋からの材料WEEKを はじめとして、企画・広報委員会において学会活性化の アイデアを練って いただいています。 この委員会は、学会の将来を左右する重要なグループと位置づけており、
菅田 淳 企画・広報担当理事(広島大)
荒 井政大 企画・広報担当理事(名古屋大)
小 林孝一 企画・広報担当理事(岐阜大)
が 中核の強力メンバーです。

北大路橋

8月16日 は 五山の送り火。鴨の河原は格好の見学場所です。 河原の同じ場所から五山すべてを見ることは不可能でしょう。 人はビルの上へ向かいますが、木々の中のそぞろ歩きの方が風情がありますよ。 秘密の場所:北大路橋の上を歩くだけで、4つの送り火をみることができます(一部ずつです)。  さて、見えない送り火はどれでしょうか?

機械工学って?

自分の専門領域を専門外の人に説明するのは、大変難しいものです。それができることが、技術者・科学者の「教養」のひとつといわれるのも、納得できます。私は機械工学を専門にしていますが、日本学術会議の参照基準にそれが出ています。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-h130819.pdf

参照基準

工学の各分野の定義や大学にて教育すべき内容を纏めたものが、日本学術会議の参照基準です。 前回に紹介した「機械工学」以外に「土木・建築工学」がすでに出ており、今後に「材料工学」および「電気電子工学」が出る予定です。 大学の分野別評価と関わっていますので、大学評価機関から注目されているようですよ。
土木・建築工学分野
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-h140319.pdf

学者

アニメーション「天空の城ラピュタ」に登場する「ポム爺さん」の静かな言動に、心がざわめきます。  一途に石を愛する情熱と飛行石の知識・・・。  いつまでも変人型学者でいたい自分の願望ですね。

大黒柱

日本材料学会は、「庶務理事でもつ」と言われています。 難しい学会運営のパイロット役で、苦労を一身に背負っていただいています。
 日下貴之 庶務理事(立命館大)
   鎌田敏郎 庶務理事(大阪大)
   岸本 哲 庶務理事(物材機構)
皆さんのサポートをお願いします。

持ち主に似て

40年近く前に父からクォーツ腕時計を(無理やり?) 貰い受けた。 セイコーの特許公開からブームになりかけたばかりの父自慢のものだった。 大切にしているが、いつのころからか1週間に1分程度進むようになってしまった。 部品の不具合によるのだが、「このせっかち」の原因の交換部品はないとのこと。 年をとって、気短になって・・・・

戦略的イノベーション創造プログラム

この夏、所謂SIP(内閣府)資金が話題にのぼっていた。資金の大 きさもさることながら、 日本材料学会の中心に近い課題(インフラ維持管理・更新・マネジメント技術、革新的構造材料など)が いくつも並んでいたからでしょう。興味深いのは、各課題の詳しい説明が
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/
のpdfにあり、国の工学研究に対する方向性が見えることです。 とくに、自分の専門ではない分野を読む方が率直に透けて見えてきて、 材料学会の社会的重要性と使命を認識できます。資金獲得の目とは異なる視点で冷静に眺めてみてはいかがでしょうか。

時間の矢

大学生の頃はSF(サイエンス・フィクション)小説をよく読んだ。 出版が始まったばかりのペリー・ローダン シリーズとか。  未来予測能力を具えたミュータントが描かれたものも多いが、未来の見え方は作者によって大きく異なる。 時間という次元に対する多様なイメージと華やかな拡がりは楽しい。  しかし、何故この次元は後戻りできないのか??? 

目に見える改革

歴史ある学会誌ほど、その改革には時間が必要です。 強い忍耐と大きな勇気を持って、現在、「材料」の改革が編集委員会で進められています。 それを主導していただいているのが今期の編集理事です。
上野 明   編集理事 (立命館大)
望月正人 編集理事 (大阪大) 

ボケ防止

年齢を重ねてくると、無趣味の自分が怖くなり ます。 周囲から、停年になると呆けるタイプと脅され、成る程と納得して情けなくなったりして。 数年前まで、趣味:出張と言っていました。これでは、救われません・・・・・