熊野知司氏(第67・68期会計理事)コラム

2019年

                     

御朱印めぐり

10年ほど前から休日を利用して寺社の御朱印を集めるのを趣味にしています.大阪府枚方市に自宅がありますので,大阪はもちろん,奈良や京都を巡るのも便利です.先日,ある先生から,「寺院の御朱印は納経した証としていただくもの.スタンプラリーではない.」とご指摘を受けました.一念発起して,筆や文鎮を買い求め,写経を始めました(見本をなぞっているだけですが・・・.).写経を納めて御朱印をいただく.楽しみが一つ増えました.

御朱印めぐりA

健康維持も兼ねて御朱印めぐりはできるだけ自転車を利用するようにしています.自宅から奈良市内や京都市内は片道35km前後です.朝に出発すれば,夕方までには十分帰宅できます.最初は,通勤用のマウンテンバイクだったのですが,ロードバイクとヘルメットを購入し,今では自転車選手のような出で立ちで寺社をめぐっています.

御朱印めぐりB

1月3日に初詣を兼ねて京都の都心にある六角堂と誓願寺に御朱印をいただきに行ってきました.自転車で走っている間は暑くて汗をかいていますが,お参りしているうちにみるみる身体が冷えてきます.御朱印をいただいたら一目散に自転車に飛び乗って帰路につきました.京都のお正月の雰囲気に触れたかったのですが,この季節は落ち着いて観光もできないのが玉にきずです.

御朱印めぐりC

大阪府河内長野市の金剛寺と観心寺に行ってきました.今回は,妻も一緒なので自動車での参拝です.両寺ともに南朝にゆかりのある寺で金剛寺は南朝皇室の御在所があったところ,観心寺は楠正成の菩提寺です.ご存知のように,楠正成は河内国を本拠とした南朝の武将で,当地ではスーパースターです.以前にご朱印をいただいていますが,河内の四條畷神社や神戸元町の湊川神社など大阪や神戸には正成公を崇敬する史蹟が点在しています.北朝のあった京都とは事情が随分と異なることが実感できます.別の側面から歴史を見るのも興味深いものですね.