「地盤改良に関わる技術認証制度」による技術評価証授与 第1013号
技術名称:ガス透過性防水シートを用いたキャッピング工法

 
評価証明技術
技術名称: ガス透過性防水シートを用いたキャッピング工法
依 頼 者: 株式会社 鴻池組、株式会社 大林組、株式会社 淺沼組、株式会社 奥村組、鳳コンサルタント株式会社、太陽工業株式会社、株式会社 田中、東洋紡株式会社、ユニチカ株式会社、錦城護謨株式会社、ダイワボウプログレス株式会社、一般財団法人 地域地盤環境研究所
認 証 日: 平成24年12月24日(認証期間5年間)

開発の趣旨
重金属等の有害物質の漏洩防止が求められる焼却残渣を埋立ての主体とする廃棄物最終処分場の閉鎖においては,浸出水による環境汚染リスクや浸出水処理に要する経費の低減が大きな課題となっている。併せて,廃棄物中の有機物の分解等により埋立ガスが発生する場合は速やかに排出されることも必要とされる。このような課題を鑑み,本技術の開発趣旨は,廃棄物最終処分場の閉鎖時に遮水性とガス透過性を併せ持つガス透過性防水シートの利用を特徴としたキャッピング工法を開発し,閉鎖期間中の雨水の浸入を防止し,以て最終処分場系外への汚染物質流出リスクの低減と,浸出水量の低減による水処理費用の削減を可能とすることである。

 

技術の概要
本技術は、重金属などの有害物質の漏洩防止が求められる焼却残渣を埋立ての主体とする廃棄物最終処分場の閉鎖時を対象とするキャッピング工法である。このような廃棄物最終処分場の閉鎖時にガス透過性防水シートを用いることで、廃棄物層への雨水の浸入を防止し、浸出水による公域汚染のリスク低減および浸出水処理費用の削減を実現するとともに、廃棄物等から発生する埋立ガスの排出を可能とする。

開発の目標
(1) 標準的な接合方法(加熱圧縮処理された端部の自走式熱融着による接合)で構成されたガス透過性防水シート面が,50 cmの水頭圧が加わっても漏水しないこと。
(2) ガス透過性防水シートとその上部の覆土とで構成されるキャッピング層が面的なガス透過性を確保すること。
(3) 勾配1 : 2 の斜面部においても,ガス透過性防水シート上部の覆土(厚さ50 cm)の安定を確保すること。
(4) 重機による覆土施工や降雨等の履歴を受けた後も,ガス透過性防水シートを用いたキャッピングの遮水性,ガス透過性が初期性能と同等であること。

技術評価
技術評価委員会により,評価証明の方法に照らして評価した結果,「キャッピング工法」は開発目標に相応する性能を有することが証明された。詳細については,同技術の技術評価証明報告書に記載されている。
 

問合せ先
公益社団法人 日本材料学会(TEL:075-761-5321  FAX:075-761-5325 E-mail:jimu@jsms.jp)
鳳コンサルタント株式会社(TEL:06-6459-0112 FAX:06-6459-0114 E-mail:wada@ohtori-c.com)