公開部門委員会 第332回疲労部門委員会
「非鉄金属材料における超高サイクル疲労データ蓄積の試み」

主催

日本材料学会 疲労部門委員会

企画

超高サイクル疲労研究分科会

期日

平成29年10月11日(水)13:00〜16:30

会場

京都テルサ 東館3階A会議室(ROOM 5)
〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町70番地   TEL 075-692-3400
http://www.kyoto-terrsa.or.jp/

交通

JR線「京都駅」八条口から徒歩約15分,近鉄「東寺駅」から徒歩約5分,京都地下鉄「九条駅」から徒歩約5分,市バス「九条車庫」南へすぐ

趣旨

社会における省エネルギー化や軽量化の必要性により,高強度材料や軽量材料の機械構造物への適用が広まっている.また,機器の高速化や長寿命化への要求は益々厳しくなり,構造部材の長期に渡る信頼性や安全性の確保がより一層求められる状況にある.一方,高強度材料においてS-N曲線が107を越える超高サイクル域で再び下方に折れ曲がる挙動,すなわち強度が低下する現象が報告されている.この現象は「超高サイクル疲労」と呼ばれ,実用上重要な課題として認識されている.超高サイクル疲労は鉄鋼材料だけでなくアルミ合金やチタン合金などの非鉄金属材料においても確認されている.しかし,鉄鋼材料と比較して非鉄金属材料に関する研究報告は限られている.非鉄金属材料の導入は機械構造物の軽量化や高速化に直結するが,信頼性の確保には超高サイクル疲労特性を把握することが不可欠である.
これらを背景として,疲労部門委員会に非鉄金属材料の超高サイクル疲労特性の解明を目的とする研究会「超高サイクル疲労研究分科会」が設立された.本研究会は非鉄金属材料の中でも特に有用と考えられるアルミダイカスト合金,βチタン合金ならびにマグネシウム合金に注目し,参加機関が共同で行う共通試験と各機関が独自で行う個別研究を進めている.
本委員会においては,これまでの活動を通して得られた成果を報告し,意見交換を行いたいと考えております.部門委員会の委員のみならず,超高サイクル疲労に関心をお持ちの方々のご参加をお待ちしております.

スケジュール

13:00〜13:30 疲労部門委員会ビジネスミーティング

研究討論会(13:30〜16:30)

13:30〜13:55 「超高サイクル疲労研究分科会における活動のご紹介」

北海道大学
中村 孝 氏

13:55〜14:05 休憩

14:05〜15:35 「超高サイクル疲労特性と影響因子」

(14:05〜14:35) アルミダイカスト合金について

立命館大学
上野 明 氏

(14:35〜15:05) βチタン合金について

物質・材料研究機構
小熊 博幸 氏

(15:05〜15:35) マグネシウム合金について

沖縄工業高等専門学校
政木 清孝 氏

15:35〜15:45 休憩

15:45〜16:30 総合討論(パネルディスカッション)

分科会委員 他

参加費

無料
参加の事前登録は致しませんので,参加ご希望の方は当日会場にお越しください.