『実務者のための戸建て住宅の地盤改良・基礎補強工法 〜考え方から適用まで〜』
編 集 (社)日本材料学会 地盤改良部門委員会
発 行 株式会社 オーム社
体 裁 B5判 ソフトカバー 278ページ
定 価 4,400円（税別）
≪概 要≫
日本では毎年、戸建住宅が50万戸建設されているが、建設される地盤が軟弱な地盤であるなど、地盤が問題となることが多く，基礎にいろいろな対策が施されている。
地盤や対策工に関わって，近年は事前に地盤調査が行われるものの，地盤の専門家が関わることのない事例が多く，建物に不同沈下の問題が発生するなど，トラブル事例が発生し，裁判に持ち込まれることもある。
一方、2005年（平成17年）11月に発覚した「構造計算書偽装問題」は大きな社会問題となり，計算書偽装によって建築した工務店が倒産すると，購入者が大きな被害者となってしまうことが露呈した。
そこで、住宅購入者を守る法整備の必要から，2009年（平成21年）10月に「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が施行され，建築分野でもとりわけ表層地盤を活用して建設される戸建住宅基礎の地盤改良・補強工法について，今まで以上に関心が高まっている。
このような情勢を受けて，日本材料学会 地盤改良部門委員会が編集した本書は，戸建住宅の設計・施工を扱う建築工務店，不動産会社，地盤調査・補強会社の担当実務者，および住宅購入者も含めた幅広い読者を対象に，戸建て住宅の基礎構造の設計や施工における必要な基礎知識から，地盤改良・補強工法について，図解によりわかりやすく解説した実務参考書である。
なお，本書は日本材料学会創立60周年記念出版として，平成22年2月23日に発行された。
≪目 次≫
第１章 戸建住宅基礎の設計・施工を始めるに当たって
第２章 戸建住宅基礎の設計に当たって守ること
第３章 地盤調査の方法
第４章 基礎設計と地盤改良・補強の考え方
第５章 地盤改良・補強工法の設計と施工のポイント
第６章 戸建住宅基礎に関わる事例集
資料編 認定工法便覧
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