高温強度部門委員会報告 「超合金とそのコーティング材の高温強度評価技術ワーキンググループ」第W期活動成果報告書高温曝露/熱サイクル/力学負荷を受けるTBC部材の損傷機構解明に向けた基礎検討−
編集
日本材料学会高温強度部門委員会
発 刊
2014年2月28日体 裁
A4版 120ページ
定 価
24,200円(本体22,000円+税)送料:無料
会員特価
21,780円趣 旨
高温強度部門委員会では,1999年に「超合金とコーティングの高温強度評価技術WG」を発足させ,現在も活動中です.このWGは,時代の要請に応えるべく超合金とコーティング部材の高温強度評価技術の確立を目的として設立されたもので,2009年からは第W期の活動を行って参りました.
この活動の中で,遮熱コーティング施工に際して不可欠となるボンドコートの基礎物性(弾性係数,熱膨張係数,機械的性質)の取得とデータベース化,熱サイクルを受けた遮熱コーティングの残留応力の変化挙動と損傷挙動の把握およびそれに及ぼす熱サイクル付与法の影響の調査,ラウンドロビン形式による高温低サイクル疲労試験の実施とその結果に基づいた試験法依存性と現状の課題の抽出を行って参りました.
そして,このたび第W期の活動をほぼ終えました.
第W期の活動で得た知見を以下に示す目次にしたがって報告書にまとめ、公表致したく存じます.この報告書は,部門のみならず,学会全体,さらには日本全体の一つの知的財産になり得るものと確信しております.
目 次
第1章 はじめに1.1 背景
1.2 TBC部材の破損要因について
1.3 TBC部材の健全性評価の際に注目すべき事象
1.4 本共同研究の目的
1.5 本共同研究の検討項目と研究体制
第2章 供試体と準備方法
2.1 基材
2.2 溶射粉末とTBC試験片の成膜方法
第3章 ボンドコートの基礎物性
3.1 ボンドコートの弾性係数
3.2 ボンドコートの熱膨張係数
3.3 ボンドコートの高温引張特性
3.4 まとめ
第4章 熱サイクルによる損傷の発達挙動
4.1 熱サイクル試験方法
4.2 残留応力測定
4.3. トップコートの組織に見られる損傷
4.4 ボンドコートと熱成長酸化物の走査イオン顕微鏡観察
4.5 まとめ
第5章 TBC試験片の低サイクル疲労試験法の検討
5.1 機関A
5.2 機関B
5.3 機関C
5.4 機関D
第6 章 今後に向けて
6.1 成果のまとめ
6.2 さらなる解明に向けて
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申込先
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