X線応力測定法標準(2002年版)=鉄鋼編=
Standard for X-Ray Stress Measurement (2002)= Iron and Steel =(JSMS-SD-5-02)
企画
日本材料学会X線材料強度部門委員会
発刊
2002年3月
体裁
A4判81頁 ISBN4-901381-14-8
定価
2,200円(本体2,000円+税)送料430円
会員特価
1,980円(本体1,800円+税)
概要
日本材料学会X線材料強度部門委員会では,X線応力測定の原理を十分認識し測定値の意味をよく理解していただくこと,そして,信頼度の高い材料評価法としてのX線応力測定法を広く利用していただくことを目的として,X線応力測定法を制定しております。
1973年にフェライト系鉄鋼材料を対象としたX線応力測定法標準を初めて刊行して以来,1976年には側傾法の追補,1982年にはオーステナイト系材料に関する標準およびディジタル化に関する標準の追加を含めた増補改訂,さらに,1997年には位置敏感型X線検出器による測定法標準の追加と内容の見直しを行ってきました。またセラミックスが工業用材料として使用されるようになった背景から,2000年にはX線応力測定法標準=セラミックス編=を作成し,日本材料学会の学会標準第1号として刊行しました。
今回の鉄鋼編の改訂は,測定およびデータ処理がすべてコンピュータ化された時代背景に伴って,従来の標準に位置づけられていたチャート法による記述を全面的に削除しました。それに伴い,測定された回折線強度にローレンツかたより因子および吸収因子の補正を義務づけています。また,X線入射角としてsin2Ψ=0〜0.6の範囲で間隔0.15以下の5点以上を設定することを推奨し,信頼性の高い測定ができることをねらっています。
なお,今回改訂したX線応力測定法標準(2002年度版)=鉄鋼編=は,2000年に刊行したセラミックス編に続き日本材料学会の学会標準として位置づけております。この新しい標準がセラミックス編ともども皆様方に広く活用されることを願っています。
目次
第T部 X線応力測定法標準 本文
第1章 総 則
第2章 測定法の一般的事項
第3章 フェライト系鉄鋼材料およびマルテンサイト系鉄鋼材料の標準的測定法
第4章 オーステナイト系鉄鋼材料の標準的測定法
第U部 X線応力測定法 解説
第5章 総則
第6章 測定法の一般的事項
第7章 フェライト系鉄鋼材料およびマルテンサイト系鉄鋼材料の標準的測定法
第8章 オーステナイト系鉄鋼材料の標準的測定法
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