宮下幸雄氏(第64・65期庶務理事)コラム

2015年

冬の稲妻

長岡では、最近、雷がごろごろと大きな音をたて、それと同時にあられやみぞれがこれもまた大きな音をたてながら降ってきます。いよいよ本格的な冬が訪れる合図です。長岡に来た当初は、冬に雷が鳴ることが信じられず、あの大きな音は何だろう?と本気で疑問に思っていました。あられやみぞれをお供に従えた冬の雷様はとても恐い存在です。音も大迫力ですが、それよりも、停電になって疲労試験装置が停止しないか、いつも心配でした。。。

ロボコン

先日、中学生のロボコン大会を見学した際、休憩時間に高専のロボットがデモンストレーションを披露してくれました。もちろん、ロボットのつくりの精密さや制御プログラムの複雑さにも違いがありますが、とくに、使っている材料に違いを感じました。小学生・中学生は主にプラスチック部品ですが、高専・大学では金属材料が多く使われています。もちろん、金属部品の加工には工作機械が必要となりますので難しくはなりますが、材料の特徴を活かしたいろいろな構造を実現できる喜びがあると思います。これからは3Dプリンターも進化しますので、どうなっていくのでしょうか。

2016年

雪国では、雪が少なくても多くても、冬は雪の話題になります。今年の長岡は例年にないほど雪が少なかったのですが、油断していたところで大雪となり、2日間ほど公共交通機関や道路がほとんど機能しなくなりました。雪かきをしていて嫌になってくると、この労力は果たしてどこに消えるのか、と考えます。春になれば融けるのですが。こんなにきついのに、なぜか、雪かきによるダイエット効果もありません。

雪庇

「せっぴ」と読みます。雪山登山の世界でも使う言葉のようですが、雪国では、屋根の端から飛び出ている雪のことを指します。屋根に雪がつもり、ある程度の量になると、端から飛び出るようになります。大きな雪の塊が落ちてくる可能性がありますので危険です。大雪のとき、大学では建物の近くを歩かないように注意が出ます。なお、雪庇を取り除くための専用の道具も売っています。(形を想像してみてください)

カナダからの手紙

カナダのウィニペグという街に来ています。心配していたほど寒くなく、-10℃程度です。現地の方のお話では、この冬はとても暖かい、ただし、突然-40℃になる日もある、とのことでした。地球温暖化を強く感じる、とも言っていました。これはきっとカナダの自然からの手紙なのだと思いました。なお、くまのプーさんは、千葉県ではなく、この街がゆかりの地です。

メロンパン?

先日、メキシコへ行ったときに、メロンパンとそっくりのパンを見つけました。味も食感もまさにメロンパンですが、メキシコでは「メロン」ではなく「貝」という意味の名前のようです。なんと、この甘いパンをホットチョコレートにつけながら食べるそうです。。。

桜餅

日本各地で桜が満開を迎えていますが、長岡はまだしばらくかかりそうです。桜の花も咲き始めるとすぐに散ってしまいますが、桜餅もうかうかしていると柏餅に変わってしまいます。桜餅は2種類ありますが、今年は一度の春にぜひ両方食べてみたいと思っています。

春の訪れを告げる音

春の訪れを告げる音、といえば、うぐいすの鳴き声でしょうか。私は、別の音に春を感じます。4月初旬の週末の朝、どこからともなく聞こえてくる、「カチャカチャ」、「ギーギー」という金属音。この音はタイヤを交換する音です。この音を聞くと、雪の季節が終わり、春が来たと感じます。