地盤補強用保存処理木材「環境パイル」
(技術評価第1019号)

新規認証された評価証明技術

技術名称:  地盤補強用保存処理木材「環境パイル」
依 頼 者:  兼松サステック株式会社
認 証 日:  令和3年6月16日(認証期間5年間)

開発の趣旨

主に小規模建築物における地盤補強工法は,小口径鋼管杭工法,コンクリート杭工法およびセメント系固化材を使った表層改良工法や柱状改良工法が主流であり,木材を用いた工法は腐朽菌による木材の劣化やシロアリによる食害等の影響が懸念され,耐久性に課題があるとしてほとんど採用されていなかった。
耐久性の課題を解決するため,本技術では円柱状もしくはテーパー状に成形した木材に保存処理を施すことで耐久性を向上させた。
さらに,木材を使用することで,従来工法よりCO2排出量を抑制することができるため,国が目指す低炭素社会を目指した技術であり,間伐材等の使用により国内林業の活性化にも貢献可能な技術である。

開発の目標

本技術は国産木材を地盤補強材として活用することで求められる地盤補強性能を実現する技術であることから以下を開発目標とした。
(1) 保存処理木材「環境パイル」の耐久性を定量的に評価できること。

技術評価

技術評価委員会を設置して,技術認証を行った。

問合せ先

公益社団法人 日本材料学会(TEL:075-761-5321 FAX:075-761-5325 E-mail:jimu@jsms.jp
兼松サステック株式会社(TEL:03-6631-6561 FAX:03-6631-6569)