第18回フラクトグラフィシンポジウム

開催日 2024年10月10日(木)

主催

日本材料学会

協賛(予定)

日本機械学会,日本金属学会,日本複合材料学会,日本鉄鋼協会,土木学会,腐食防食学会,日本材料強度学会,日本船舶海洋工学会,溶接学会,日本溶接協会,日本ばね学会

趣旨

材料の破断面から破壊の進行過程に関する情報を得るフラクトグラフィは破壊事故の原因調査ならびに破壊の研究に際して破壊過程の直接的情報を得る不可欠の手段であります.特に,最近,新素材の開発や技術の進歩に伴う事故の大規模化に対してその重要性が再認識されております.また,各種顕微鏡の改善や発達に加え,PCの発達により大容量の画像解析が簡便になされるようになり,より客観性の高い高精度のフラクトグラフィが可能となってきております.また近年はディープラーニングなどに代表されるような機械学習を活用した取り組みも積極的に行われております.
日本材料学会フラクトグラフィ部門委員会では従来より活発な活動を展開しておりますが,さらに,最近の成果をもとに最新の情報を皆様に紹介するため,下記により第18回フラクトグラフィシンポジウムを開きます.奮ってご参加ください.

期日

2024年10月10日(木) 9:30〜16:50
※第10回材料WEEK(10月8日〜10日)の期間中です.

会場

京都テルサ 東館2階 ROOM4(視聴覚研修室)とオンラインのハイブリット開催(予定)
〒601-8047 京都市南区東九条下殿田70
TEL (075) 692-3400 (代表)
https://www.kyoto-terrsa.or.jp/access.html

参加費

主催・協賛学協会会員:5,000円,非会員:10,000円,学生会員:1,000円,学生非会員:2,000円

参加申込方法

参加申込締切:9月25日(水) → ※締め切りました.お申込みありがとうございました.

講演時間

1講演あたり討論も含めて20分以内とし,総合討論時間を設ける予定です.
なお,機器はPCプロジェクターを用意します.

プログラム

    総合司会 山際謙太(労働安全衛生総合研究所)

    セッション1 座長:阿座上静夫(日鉄テクノロジー)

    時間:10:30-11:30 “疲労破面の解析”

    講演1 シーブ上で繰り返し引張曲げを受けるワイヤロープ素線の破面解析

    ○緒方 公俊*・山口 篤志*・倉橋 直也**・山際 謙太** 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所**株式会社神戸工業試験場

    講演2 1180MPa リサイクル鋼板のレーザ溶接継手の疲労破面解析

    ○長島伸夫* 早川正夫* 中西宣文** 岩崎勝** 林和幸** 中西栄三郎***NIMS**東京製鐵(株)

    講演3 アルミニウム合金積層造形材の疲労き裂進展特性に及ぼす熱処理の影響(破面観察に基づく検討)

    〇鶴田柾*,友政勇樹*,坂口直輝*,蓮沼将太*,早瀬知行**青山学院大学 理工学部

    セッション2 座長:蓮沼将太(青山学院大学)

    時間:13:30-14:20 “環境に関する破面解析”

    講演1 高強度鋼板の水素脆化に対する評価試験法および破面解析

    ○辻 彩* 鈴木 智博** 北原 学*** 浅田 崇史****株式会社豊田中央研究所**株式会社豊田中央研究所***株式会社豊田中央研究所

    講演2 ばねの遅れ破壊特性評価試験

    ○秋山英二**東北大学金属材料研究所

    セッション3 座長 長島伸夫

    時間:14:30−15:30 “破面と数値解析”

    講演1 破断面SEM画像の領域分割技術による破壊起点推定の高効率化

    濱田 真行* 上杉 徳照** 金岡 祐介* 喜多 俊輔* 平田 智丈** 地方独立行政法人大阪産業技術研究所** 大阪公立大学大学院 情報学研究科

    講演2 鋭敏化二相ステンレス鋼の疲労き裂進展破面におけるファセット面積率測定

    蓮沼 将太*・早瀬 知行**青山学院大学 理工学部

    講演3 Vision Transformerを用いた破面分類(SEMの焦点を中心に)

    山際 謙太*独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所

    総合討論 司会 山際謙太(労働安全衛生総合研究所) 15:30−15:45

問い合わせ先

日本材料学会フラクトグラフィシンポジウム係
〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町1-101
TEL:075-761-5321 FAX:075-761-5325
E-mail: jimu@office.jsms.jp