第6回EBSD法による損傷評価講習会

開催日 令和6年10月8日(火),9日(水)

主催

日本材料学会

協賛

ステンレス協会,日本機械学会,日本金属学会,日本材料強度学会,日本材料科学会,日本鉄鋼協会,日本溶接協会,溶接学会(予定)

期日

令和6年10月8日(火)及び9日(水)

会場

京都テルサ ROOM 10「D会議室」及びWebexによるオンライン
(〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町70 番地TEL:075-692-3400,FAX:075-692-3402 )
https://www.kyoto-terrsa.or.jp/

高温強度部門委員会・損傷評価WGでは,EBSD法による損傷評価に注目して,ラウンドロビン試験や計測評価法の標準化の検討を行ってまいりました.
そして平成28年5月に学会標準「電子後方散乱回折(EBSD)法による材料評価のための結晶方位差測定標準」を発行いたしました.この学会標準を広く世間の方に理解し,有効活用して頂きたくEBSD法による損傷評価講習会を開催いたします.本講習会ではEBSD法による損傷評価の研究に携わる現役の大学教員や企業の研究者,およびEBSD装置メーカーの方々が講義を担当します.内容は,1日目(午後から)はEBSD法の基礎的な話,2日目(丸1日)は学会標準の意義と趣旨,そしてラウンドロビン試験結果, EBSD法を用いた様々な損傷評価事例の紹介を行います.EBSD法による損傷評価に興味をお持ちの技術者・研究者の方々はもちろん,学生の方々のご参加をお待ちしております.2日間のハイブリッドで開催することと致します.なお,講習会参加者には「修了証」を発行します.

プログラム

10月8日(火)

・開会挨拶および講習会全体説明(12:50〜13:00)

日本材料学会高温強度部門委員会 委員長 駒崎慎一

1. EBSDとは? (13:00〜16:50)

オックスフォード・インストゥルメンツ(株)  森田博文
EBSD装置, 測定原理,測定準備, 測定手順, 方位差の計算,材料評価,用語など基礎について概説する.

(株)TSLソリューションズ 鈴木清一
EBSDデータの解析を進める上での極点図・逆極点図を含む基本的なことを説明し、その後は結晶方位差の解析に重点を置きながら、それぞれのデータが意味するところそして解析上の注意すべき点等について解説する.

10月9日(水)

2. 学会標準の趣旨と意義 (10:00〜10:20)

湘南工科大学 大谷俊博
学会標準「電子後方散乱回折(EBSD)法による材料評価のための結晶方位差測定標準」の作成の趣旨と意義について紹介する.

3. 第1及び2回ラウンドロビン試験結果(クリープ損傷,塑性ひずみ)の報告 (10:20〜11:20)

(株)神戸製鋼所 与田利花
クリープ損傷材および引張試験による塑性ひずみ付与材のラウンドロビン試験の結果について説明し, 学会標準の有用性について紹介する.

4. 塑性変形によって生じる方位差とその解釈 (11:20〜12:20)

(株)IHI 大宮正仁
オーステナイト系ステンレス鋼の方位差を用いた塑性ひずみ解析の考え方および評価や転位密度評価(EBSDならびに他分析手法による)の比較などを紹介する

5. 疲労および塑性変形への適用 (13:20〜14:20)

(株)原子力安全システム研究所 釜谷昌幸
ステンレス鋼の疲労の損傷量や塑性ひずみ量をEBSD法によって推定した事例を紹介する.

6. Ni基超合金のクリープおよびクリープ疲労損傷への適用 (14:30〜15:30)

中部電力(株) 小林大輔
ガスタービン動翼に使われているNi基超合金のクリープおよびクリープ疲労損傷へのEBSD法の適用事例を紹介する.

7. 3次元EBSD法の損傷評価とEBSD法への機械学習の適用 (15:30〜16:20)

労働安全衛生総合研究所 山際謙太
3次元EBSD法について解説し,それを損傷評価へ適用した事例を紹介する.またEBSD法への機械学習の適用例を紹介する.

8. 質疑応答 (16:20〜16:40)

・閉会の挨拶 (16:40〜16:50)

日本材料学会高温強度部門委員会 委員長 駒崎慎一

定員 ※1

40名(Webexによるオンライン参加も含む)

参加費 ※2

参加費には当日配布の資料代が含まれる.

会員: 10,000円
非会員: 20,000円
学生会員: 5,000円
学生非会員: 10,000円

※1 申込み先着順とします.参加者が多数の場合,学生の方はお断りする場合がありますので,ご了承下さい.
※2 参加費には当日配布の資料代が含まれますが,学会標準「電子後方散乱回折(EBSD) 法による材料評価のための結晶方位差測定標準」は含まれません.ただし希望者には学会標準を部門委員価格で購入可能です.

申込締切

9月20日(金)※締め切りました.お申込みありがとうございました.

◆ Webexの参加詳細は10月4日頃ご案内予定です.

お問い合わせ先

〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町1-101
日本材料学会「EBSD法による損傷評価講習会」係
TEL:075-761-5321 FAX:075-761-5325
E-mail:jimu@office.jsms.jp
郵便振替口座01000-1-26625番
みずほ銀行出町支店 普通預金口座1005419
三菱UFJ銀行出町支店 普通預金口座0006978
三井住友銀行四条支店 普通預金口座1002445
口座名義 公益社団法人 日本材料学会
               コウエキシャダンホウジン ニホンザイリョウガッカイ

[ご注意]

  1. 参加者には参加証をお送りしますので,ご持参願います.
  2. 講師その他やむを得ない事情により,プログラムに変更が生じる場合がありますので,予めご了承願います.
  3. 参加費の払い戻しはいたしません.
  4. 会場へのアクセス
    • JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分.
    • 地下鉄九条駅4番出口より西へ徒歩約5分
    • 市バス九条車庫南へすぐ
    • 名神京都南インターより国道1号北行き市内方面へ九条通を東へ,九条新町交差点を南へ

※講習会参加の申込の際にお届けいただいた個人情報は,本講習会の運営にのみ使用させていただきます.

オンラインで参加される皆様へ
(1)必要なPC等の機器およびインターネット接続環境は各自でご準備ください.
(2)参加方法等は,参加申込みの際にご登録いただいた電子メールアドレス宛にメールにてお知らせします.
(3)講演の録画,音声の録音ならびに画面の撮影などの行為は,かたくお断りいたします.