公開部門委員会
水素脆性評価への破壊力学の適用
企画
破壊力学部門委員会
形式
現地対面およびオンライン開催
会場
出島メッセ長崎 会議室105
日時
2024年5月24日(金)13:00〜16:50
趣旨
水素脆化は,水素が金属材料中に侵入することで強度や延性が低下する現象です.問題の本質は,水素によるき裂の発生と進展の助長です.近年,水素エネルギーの利用拡大に向けてインフラや関連機器の開発が進む中で,システムの健全性と低コスト化を両立させるために,各種材料の水素脆化特性を正確に把握して強度設計に反映させることが求められています.それを実現するためには,破壊力学の適用が欠かせません.本分野の重要性が今後さらに高まると予想される中,「水素脆性評価への破壊力学の適用」と題した研究討論会を企画しました.材料力学を専門とし,水素脆化研究に取り組む3名の研究者から,最新の研究成果についてご講演をいただきます.本テーマに関心を持つ様々な分野の皆様の積極的な参加をお待ちしております.
プログラム
1.13:00〜13:30 ビジネスミーティング
2.13:40〜16:30 講演
(1) 13:40〜14:30
超高強度薄鋼板の破壊靭性におよぼす板厚効果と水素の影響
福岡大学 田中 佑弥 氏
(2) 14:40〜15:30
ニッケル合金の破壊に及ぼす内部水素および外部水素の影響
物質・材料研究機構 和田 健太郎 氏
(3) 15:40〜16:30
水素ガス中へのインヒビター添加による水素脆化の抑制
九州工業大学 薦田 亮介 氏