公開部門委員会
第71期第2回高温強度部門委員会・部門講演会(ハイブリッド開催)
−TiAl合金の高温強度評価WG報告−
企画
高温強度部門委員会
会場
京都テルサ 東館3階 D会議室(ROOM10)
日時
令和4年10月11日(火)13:00〜17:00
趣旨
TiAl合金は,軽量でチタン合金より高い耐熱性を有することから,主に航空エンジンや自動車エンジンへの適用を目指して1980年代より研究がおこなわれている.現在,金属組織学的な最適化により,熱間型鍛造により高圧コンプレッサーおよび低圧タービン用ブレード形状の製造が可能な状況まで達している.
β相を含む鍛造TiAl合金の高温強度に関する研究を推進し,その微視組織構造と強度特性との関連性,および,破損のメカニズムを解明することを目的として,2017年4月に日本材料学会高温強度部門委員会に「TiAl合金の高温強度評価WG」を設立し活動を開始した.同WGは,産学の日本を代表する高温強度研究者や新進の若手研究者から構成され,それぞれが得意とする分野を連携しながら,同一の材料を対象として高温強度に関する各種項目を系統的に検討している.
今回の講演会では,これまでにWG活動で得られた成果を報告する.また,WG報告書を今秋に出版する予定である.
プログラム
1. 13:00〜13:30 一般議事
2. 13:30〜16:45 講演
(1) WGの活動概要
山崎 泰広 氏(千葉大,WG主査)
(2) TiAl研究の背景
服部 博 氏((株)神戸工業試験場)
(3) 引張・基礎特性
大田 祐太朗 氏((株)IHI),脇 裕之 氏(岩手大),山岸 郷志 氏(長野高専)
(4) クリープ特性
旭吉 雅健 氏(福井大),伊藤 隆基 氏(立命大),駒崎 慎一 氏(鹿児島大),大谷 俊博 氏(湘南工科大)
(5) 疲労・き裂進展特性
中谷 正憲 氏((株)神戸工業試験場),阪口 基己 氏(東京工大),山崎 泰広 氏(千葉大)
(6) フレッティング摩耗・衝撃破壊特性
橋村 真治 氏(芝浦工大),小川 和洋 氏(東北大)
(7) まとめ
3. 16:45〜17:00 総合討論
参加費
無料
注意
・オンライン参加方法の詳細は,部門メールや材料WEEKのHP等で連絡します.オンラインツールにはWebex Meetingsを使用する予定です.
・講演会講師もオンライン参加となる可能性もあります.
・新型コロナウィルス感染拡大防止のために,現地会場への参加人数を制限することがあります.
・質問等がございましたら,総括幹事までお問い合わせください.
部門総括幹事:旭吉雅健(福井大)
hiyoshin@u-fukui.ac.jp